FAコーチ通信⑦
「CPサッカー」
去る9月30日と10月1日に第21回CPサッカー全日本選手権大会が開催されました。岐阜県での開催は15回目となります。CPとはCEREBRAL PALSY(脳性麻痺)の略です。脳性麻痺とは、運動や姿勢に影響を与える一連の状態を指しています。脳性麻痺の障がいを持つ患者数は全国で男女合わせて約4万5千人見えるそうです。一般財団法人日本CPサッカー協会会長の栗本さんもその一人ですが、これまでCPサッカーの普及に尽力して来られました。CPサッカーは10月にオーストラリアでオセアニア大会が開催されます。今大会ではCPサッカー日本代表として参加される選手がこの全日本選手権大会でプレーしました。そしてJFAでは今年5月に「障がい者サッカーの発展」と「スポーツを通じた共生社会づくり」の推進を目的としてCPサッカー日本代表チームのユニフォームやウエアを日本代表チームと同じデザインで着用することになりました。栗本さんの長年のご尽力の成果だと思います。
長良川球技メドウの天然芝ピッチでプレーされた選手の皆さんは、サッカーの本質である「ゴールを目指し」「ゴールを守る」プレーに夢中になっていました。観客席からの声援を受けながら必死にプレーするテクニカルなプレーやゴールシーンでは身体全体で喜びを表現している姿は観ている人たちの感動を誘うものでした。
「サッカーならどんな障害も超えられる」というフレーズにあるようにサッカーを通して社会にある「障害」を超えていくきっかけづくりやサポートをしていきたいですね。
多くのボランティアやサポートスタッフのお陰で今大会も無事開催することができました。みなさんお疲れ様でした!